Column制作会社・広告会社向け

リニューアルでURLを変える前に|旧ページと転送先の引き継ぎ表

ページの統合や名称変更でURLが変わると、検索結果や印刷物のQRコードから訪れる人にも影響します。旧URLと新しい行き先を整理し、制作会社・顧客・実装担当で確認する方法を紹介します。

リニューアルでURLが変わる場合は、デザイン原稿に加えて「旧ページからどこへ案内するか」を引き継ぎます。情報設計やページ統合の判断を、一行ずつ旧URLと新しい行き先に結び付けると、実装担当も公開後の確認者も同じ基準で作業できます。

新しいサイトだけでなく、古いリンクからの訪問も考える

会社案内サイトの「事業紹介」をサービス別に組み替えたり、採用ページを独立させたりすると、ページ名だけでなくURLも変わることがあります。新しいメニューからは問題なく開けても、検索結果、過去のメール、広告、名刺やパンフレットのQRコードには古いURLが残ります。

紙媒体の制作会社なら、すでに配布した印刷物の種類や更新時期を把握していることが強みになります。Web側のURL対応表へ「会社案内のQR」「展示会配布チラシ」などの掲載元を添えると、変更の影響を顧客と具体的に話せます。見た目を変えるためだけにURLも変える必要はなく、変更理由がなければ維持する案も検討します。

旧URL一覧はメニューだけから作らない

まず現在のページ一覧とサイトマップを確認します。利用権限があればSearch Console、アクセス解析、サーバーログも参照し、検索から訪問されるページや外部からリンクされるURLを拾います。管理画面に残る過去の記事、メニューに出ていない採用告知、自社サイトで配信する会社案内PDFも対象です。

アクセスが少ないという理由だけで終了を決めず、季節商品、採用期間、取引先向け資料などの用途を顧客に確認します。外部の予約サービスは、自社サイトから掲載リンクを更新する対象として分けます。外部サービス側の古いURLからの転送は、自社サーバーでは設定できません。必要な対応はそのサービスの管理者へ確認します。メールアドレスやメールサーバーの変更も、Webページの転送とは別の作業です。

「維持・移転・統合・終了」を一行ごとに決める

次の表は同じドメイン内でページを整理する架空の例です。実際の対応表にはドメインを含む完全なURL、掲載元、判断者、実装担当、確認結果も記載します。未決定の行は空欄にせず「顧客判断待ち」と残します。

旧URLの例新しい行き先・扱い決める理由
/company/同じURLを維持会社情報の内容と用途が変わらない
/service-a.html/services/a/ へ恒久転送同じサービスを新しいページへ移す
/service-b.html/services/ へ恒久転送Bの説明をサービス一覧へ実際に統合する
/campaign-2023/終了。代替なしなら404/410終了済み告知に対応する新ページがない

Googleは、関係の薄いトップページへ多くの旧URLを一律転送することを避けるよう案内しています。一方、複数ページの内容を一つのページへ統合した場合、その統合先への転送は選択肢になります。「ページが消えたからトップへ」ではなく、訪問者が求める内容が転送先にあるかで判断します。

301転送は、移転先を伝える仕組み

リダイレクトは、旧URLへのアクセスを別のURLへ案内する仕組みです。恒久的なURL変更では、Googleはサーバー側の301または308転送を推奨しています。一時休止などの一時的な変更とは区別します。旧ページから中継ページを何度も経由させず、できるだけ最終的な行き先へ直接転送します。

設定方法はサーバーやCMSで異なるため、制作会社は対応表と公開条件を渡し、実装担当が方法と影響範囲を確認します。WordPressのパーマリンク設定を保存しただけで、すべての旧URLから適切に転送されるとは扱いません。また、301を設定しても検索順位の維持を保証できるわけではなく、移転中は検索上の表示や順位が変動する場合があります。

確認は「新URLが開ける」で終わらせない

公開前

対応表の判断待ちを解消し、転送設定、確認担当、公開日時、問題時の戻し方を決めます。新ページの本文・内部リンク・canonical・検索制限を検査します。

公開直後

旧URLから入り、期待した新ページへ着くかを確認します。実装担当はHTTP状態と転送経路を調べ、制作会社は内容・PDF・問い合わせ導線・印刷物のQRからの着地を確認します。

公開後の継続確認

新URLのサイトマップとSearch Consoleを確認し、想定外の404や転送先の誤りを追います。自社のリンクは新URLへ直し、管理できる広告や外部掲載先も更新します。

転送をいつまで残すかも納品事項にします。Googleは一般に1年以上、できるだけ長く保持するよう案内しています。1年で削除してよいという意味ではありません。印刷物からの訪問が続く場合は、さらに長期の維持が必要か、サーバー契約と担当範囲を含めて相談します。

案件全体の担当はWeb制作の役割分担、公開作業を見積へ含める整理は見積で漏れやすい工程も参考にできます。

ページ構成の検討から、公開後の着地確認まで相談できます

GreenCodingでは、制作会社・広告会社が顧客窓口と情報設計を担う形で、旧新URLの整理、WordPress実装、転送の検査、公開後の表示確認を支援します。既存のサイトマップやページ一覧を起点に、必要な工程と担当範囲を一緒に整理できます。

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公式情報

最終確認日: 2026年9月12日。設定方法、保持期間、検査範囲は案件とサーバー環境に合わせて決めてください。

Web案件の進め方が未確定でも、
ご相談いただけます。

支給資料と現在決まっている範囲を確認し、必要な工程、役割分担、実装・検証範囲を整理します。

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