Column制作会社・広告会社向け

多言語ページの更新漏れを防ぐには?|原稿対応表と公開確認の例

多言語ページの更新は、日本語の確定版と翻訳の対応を揃えるところから始まります。原稿の版、案内画像、申込先、言語切替を架空の対応表で整理し、確認とWeb実装の分担を解説します。

多言語ページは、日本語と翻訳文を同じ内容単位で対応づけ、原稿の版・確認担当・公開状態を一つの表で管理します。本文だけでなく、予約や問い合わせの行き先、画像内の案内、言語切替先も更新対象に含めると、修正漏れを見つけやすくなります。

体験企画や商品紹介の多言語展開を担う制作会社・広告会社では、日本語の校了後に料金や集合場所が変わることがあります。翻訳済みの文書を渡すだけでは、どの変更がどのページに入ったかを追えません。まず公開する内容と更新の単位を決め、原稿確認とWebへの反映をつなぎます。

日本語の一文が変わったら、どこまで戻すか

日本語の原稿を確定し、その版を基に翻訳する順にすると、比較する基準が揃います。翻訳後に集合場所を変更した場合は、日本語だけを直して完了にせず、対応する翻訳、地図リンク、案内画像も再確認します。文体の調整と、日時・料金・条件の変更を分けて伝えると、確認担当が影響を判断できます。

全ページを同時に多言語化する必要があるかも先に検討します。案内ページだけを翻訳し、予約先が日本語のみなら、その条件を入口で知らせる必要があります。対応できる受付言語、翻訳の確認者、変更時の連絡先が決まらないまま、対応言語の表示だけを増やさないことが大切です。

架空例:体験案内の日本語・英語を対応づける

以下は、架空の工房体験を日本語・英語で紹介する案件の記入例です。パスは設計用の架空例で、実在するページやGreenCodingの実績ではありません。日本語の原稿を第2版に更新し、集合場所の変更を翻訳担当へ戻した場面です。

対象と状態次の確認
案内本文
日本語第2版/英語第1版
集合場所の一文を英語確認待ち
ページの組
/jp/workshop/ と /en/workshop/
同じ体験案内へ相互に切替
案内画像
日本語画像に旧集合場所あり
画像も差替え、代替テキスト確認
申込先
共通の日本語予約ページ
英語案内にも受付言語を明記
公開の判断
日本語は新条件で確認済み
英語は旧条件のまま公開しない

依頼メモには「変更:集合場所を工房前から受付棟へ。対象:本文・案内画像・地図リンク。日本語第2版を正本とし、英語の意味確認後に両ページを検収」と書けます。確認待ちの言語がある場合、旧情報を止めるか、確認済みの範囲に案内を絞るかを、顧客と公開担当が決めます。未確認の条件を機械翻訳で埋めて公開する運用にはしません。

言語切替は、トップではなく対応する内容へ

英語ページから日本語へ切り替えたとき、毎回トップに戻ると同じ案内を探し直すことになります。対応表にはページの組を記し、片方にしかない内容の行き先も決めます。翻訳がないときは、存在しないURLへリンクしたり、別内容を同じページの翻訳として案内したりしません。

Google公式の言語別ページの案内は、対応するページを検索側へ伝える方法を説明しています。HTMLでhreflangという対応情報を使う場合は、自分自身と各言語版を示し、相互の対応を揃えます。これは翻訳内容の正確さや検索順位を保証する設定ではありません。原稿の対応表を、実装担当が設定を照合する材料にも使います。

翻訳チェックと画面チェックを分担する

翻訳の意味や固有名詞を確認する人と、表示を検証する人を分け、最後は同じ版で照合します。英語の長いボタン名、改行、スマートフォンでの表、日付や通貨の表記、画像に残る日本語などは、翻訳文だけを読んでも分からない確認点です。

W3CのHTML言語指定の解説は、ページ全体の言語をhtml要素のlang属性で示すことを勧めています。実装時は各言語ページの指定と本文を照合します。検索向けのhreflangとの役割は異なり、langを付けるだけでページが翻訳されるわけではありません。

  1. 日本語を確定:原稿に版番号を付け、翻訳に回す内容と、予約先など別言語のまま残す箇所を決めます。
  2. 意味と変更を照合:翻訳確認者が正本と比べ、料金・場所・対象条件の差を確認します。変更があれば対応表を更新します。
  3. 公開画面で検収:各ページ、切替リンク、申込先、画像、PC・スマートフォンを同じ版で確認し、公開後も読み戻します。

GreenCodingへ渡すのは、確認済み原稿と対応表

GreenCodingには、支給された多言語原稿のページ実装、言語切替の対応整理、WordPressの更新方法の検討、文字量に応じた表示調整と公開確認を相談できます。翻訳の専門確認や外国語での受付代行までを、このWeb実装と同じ範囲で約束するものではありません。

相談時は、対象ページの一覧、日本語の確定版、各言語原稿の確認状態、更新を承認する担当を共有してください。初回制作だけでなく、次の料金変更や案内改訂で誰がどこを直すかまで含めて、任せる工程を検討できます。

Web案件の進め方が未確定でも、
ご相談いただけます。

支給資料と現在決まっている範囲を確認し、必要な工程、役割分担、実装・検証範囲を整理します。

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