一部の表示や情報だけが問題なら部分修正、ページの役割や更新方法まで合わなくなっているならリニューアルを候補にします。まずは「誰が、何をしようとして困るか」を書き出してください。見た目の古さだけで決めるより、必要な変更の範囲を比較しやすくなります。
店舗や小さな会社のホームページは、サービスや担当者が変わるうちに、今の仕事と合わなくなることがあります。ただ、困りごとのすべてが全面改修を必要とするわけではありません。本記事は、保守契約の範囲ではなく、今あるサイトをどこまで直すかの判断を扱います。
先に、見た目と使いにくさを分ける
「古いから作り直したい」を少し具体的にします。電話番号が小さく押しにくい、スマートフォンで文章がはみ出す、扱っていない商品が載っている、更新を頼む先が分からない、といった状態です。困っているページと、実際に見た端末を書けば、調査する場所を絞れます。
色や写真だけを変えたい場合と、問い合わせ先へたどり着けない場合では、直す目的が異なります。問い合わせが少ないという結果だけでは、原因がページにあるとは判断できません。内容、導線、閲覧状況などを確認し、見た目の変更で成果が出ると決めつけないことが大切です。
架空例:困りごとの広がりで三つの案を比較する
次は地域のサービス事業者を想定した架空例です。GreenCodingの実績や料金の目安ではありません。部分修正と全面的なリニューアルの間に、必要なページだけを作り直す案も置いています。
| 困りごと | 検討する案 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 連絡先が古い | 該当箇所の修正 | 全掲載箇所と現在の連絡先 |
| サービス説明が足りない | 紹介ページの作り直し | 対応範囲・頼み方・写真 |
| 全体の分類が今の事業と違う | 構成からリニューアル | 残す情報と新しい役割 |
例えばサービスが増えた会社でも、会社概要やアクセス案内が今も正しければ、そこを残してサービス紹介だけを見直せる場合があります。反対に、全ページで情報の分類が合わず、更新の仕組みも使えないなら、個別修正の積み重ねと再構成を比較する方が実務的です。
スマートフォンの問題は、範囲を見てから判断する
スマートフォンで横へはみ出す原因が一枚の画像や一つの表だけなら、その箇所の修正が候補になります。全ページが固定幅で読みづらいなら、共通のレイアウトも調べる必要があります。W3Cのリフローの解説は、狭い画面や拡大時にも内容を読み進められることを扱っています。文字をただ小さくして収める方法ではなく、読み順や幅が変わるように直す観点です。
確認はトップページだけで終えず、お客様が見るサービス詳細と連絡先も含めます。自分の端末で撮った画面があれば、個人情報を除いて相談時に共有できます。崩れている部分と、残したい写真や説明を分けて伝えると、修正範囲を確認しやすくなります。
架空の相談メモ:残すものと直すものを一緒に伝える
相談メモの記入例
困る人:スマートフォンから訪れる新規のお客様
困る場面:サービス紹介で対応範囲が分からない
直したい範囲:紹介ページの説明と問い合わせへの案内
残したいもの:会社概要、アクセス、掲載許可済みの写真
更新:今後はサービス追加を自社で反映したい
未定:今の仕組みで対応できるか、全体改修が必要か
専門用語や完成した仕様書は必要ありません。今のURL、困る場面、残したい内容を自分でまとめられます。制作側には、その困りごとが一ページの修正で解消できるか、共通部分や更新方法にも変更が必要かを確認してもらいます。
作り直す場合も、URLと更新担当を引き継ぐ
ページの見た目を変えることと、URLを変えることは別です。URLはページの住所にあたります。名刺や過去のお知らせ、他サイトのリンクから訪れる人がいるため、使い続けるURLと変更するURLを分けます。GoogleもURLを変更するサイト移転では、旧URLと新URLの対応や転送の準備を案内しています。古いページを一括で消す前に、引き継ぐ行き先を確認します。
公開後に誰が文章や写真を直すかも比較に含めます。担当者が使える更新画面、修正を依頼する窓口、保守の範囲が変わると、制作時の作業だけでは済みません。費用や期間はページ数だけで決まらず、今の構成、素材、機能、引き継ぎ条件によって変わります。
部分修正の範囲が決まったら、細かな修正を続ける依頼方法も確認しておくと、公開後の担当を決められます。
GreenCodingへ相談するときは、今のURLから始められます
GreenCodingには、現在のサイトと困りごとの確認、既存ページの修正、必要なページの追加、WordPressの更新方法、リニューアルに伴う実装と公開確認を相談できます。最初から全面改修と決めず、残せる部分と変更が必要な部分を分けて検討できます。管理画面のパスワードを相談メモへ書く必要はありません。作業に必要な権限の扱いは、対象と担当を確認した後に決めます。